外科・消化器外科診療のご案内 専門医がチーム体制でサポートします
スタッフ紹介
診療実績・症例
当科は、地域がん診療指定病院の外科として、消化器内科、病理診断科、麻酔科、放射線科などと連携をして、胃癌、大腸癌、膵臓癌、肝臓癌、胆道癌などの消化器がんに対し、専門性の高い手術療法や化学療法を行っています。加えて、鼠径ヘルニア、胆石症、痔などの一般外科診療も広く行っています。急性胆嚢炎、急性虫垂炎、腸閉塞、上部・下部消化管穿孔などの腹部救急疾患にも、24時間対応しています。
がん診療においても、腹部救急診療においても、「命をあきらめない」をモットーに、スタッフ一同、全力を尽くしております。地域の病院・診療所からご紹介を頂き、2016年:430件、2017年:518件、2018年:509件と500例を超える手術件数を有しています。また、創が小さく術後の疼痛も少ない「体に優しい手術」を提供できるように、胆嚢だけではなく、胃がん・大腸がん・肝がん・虫垂炎・鼠径ヘルニアなどにも腹腔鏡手術を実施しています。
2014年より、月曜日から土曜日まで外科外来を開設し、2015年には、紹介患者さまに時間をかけて診察できるよう、紹介外来も新設しました。2016年からは外来化学療法室が整備され、抗がん剤治療の専門スタッフが配置されました。昨年には、最新の近赤外線画像も表示できる4K腹腔鏡システムを導入し、さらに高画質、しかも臓器の血流を確認できる最高機種を導入しました。臓器の血流を確認できるようになると、血流低下に伴う縫合不全(腸と腸の繋ぎ合わせたところから腸液がもれること)を予防することができます。より安全に手術ができる環境を整備しております。
2018年5月より、消化器外科領域にもロボット支援手術が保険収載となりました。当院では、すでに泌尿器科において、ダ・ヴィンチを用いたロボット支援手術が導入されていますが、精密な手術操作により、手術時間の短縮や出血量の低下といったメリットがあります。今後、消化器外科領域でも導入する予定です。
各種学会の修練認定施設として若手外科医の育成にも力を入れ、地域の研究会なども積極的に行い、この地域の中核病院としての責務をはたしていく所存です。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
外科部長 川原林伸昭
自家がんワクチン治療のご案内
当院の外科・消化器外科では、現在のところ自家がんワクチン治療は行っておりません。ご了承ください。