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薬剤課

薬剤課 安心して入院生活をおくるための支援

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薬剤課のご案内

 薬剤課は、現在、常勤薬剤師17名、非常勤薬剤師1名、調剤補助者2名の合計20名が配属されています。そして、医薬品SPD(Supply Processing and Distribution = SPD)の導入が、当課の特色のひとつです。SPDとは、病院が使用する物品の購入、在庫、供給、搬送などを専門のスタッフが管理することによって、無駄のない円滑な物流を生み出すためのシステムです。当院の医薬品は全てSPD化されており、薬剤師がこれまで在庫管理に費やしてきた時間は、薬物療法への参画に活用されています。図表1のように、薬剤師が病棟にフル常駐できる体制は、SPDとの連携による賜物です。

 2018年は、大きなイベントのある年でした。ひとつは診療報酬改定、ひとつは病院機能評価受審です。診療報酬改定では、毎回のことではありますが薬価が引き下げられ、削減率▲1.65%という厳しい数値の対応に追われました。また、病院機能評価受審においては、マニュアルの見直しから始まり、より高い医療水準を目指した業務改善に取り組みました。広範囲にわたる着手が必要でしたが、特記として抗菌薬適正使用に関する取り組みを紹介します。
 ASTという言葉をご存知でしょうか。ASTはAntimicrobial Stewardship Teamの略で、抗菌薬適正使用支援チーム、即ち《抗菌薬を正しく使う手助けをする》チームのことです。近年、抗菌薬が効かない薬剤耐性菌の拡大が話題となっていますが、ASTはこの薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)対策のひとつとして注目されています。幸いにも当院には、感染制御認定薬剤師の資格取得者がおりましたので、当該薬剤師を中心に抗菌薬療法に関する支援を進めてまいりました。
 まず初めに開始した取組みが、血液培養陽性患者に対する支援です。臨床検査技師と連携し、血液培養陽性結果がタイムリーに薬剤師へ流れる形をとりました。結果を受けた担当薬剤師は、当該患者の抗菌薬療法を評価、必要に応じて処方医とのディスカッション、患者病室へのラウンド、担当看護師や病棟薬剤師との意見交換、ICD(Infection Control Doctor)との相談など、様々なアプローチを駆使して薬物療法の最適化を支援しました。概算ですが、薬剤師からの提案受け入れ率は70%を超えており、その手応えを感じています。
 2018年での介入ポイントは血液培養陽性患者となりましたが、この他にも特定の薬剤(例えば、抗MRSA薬など)を使用した患者、14日以上継続して同一抗菌薬を使用している患者、CDトキシン検査陽性患者など、切り口は様々です。また、多職種が連携しながらひとつの治療に取り組む形はチーム医療であり、AST:抗菌薬適正使用支援チームの基礎になってきていると考えています。今後は、抗菌薬適正使用支援チーム加算を算定できるよう、担当薬剤師の活動時間をより多く確保し、様々な取り組みに注力できるよう環境を整えていきたいと思っています。

 

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