診療科のご案内

概要

外科・整形外科・泌尿器科・眼科・脳神経外科・血管外科・耳鼻咽喉科・内科の手術を行っています。

救急棟4階にハイブリッド手術室を含めた6つの手術室、西棟1階に5つの手術室があります。腹腔鏡や手術支援ロボット『ダ ヴィンチ』、顕微鏡など、多くの手術機器を使用し様々な手術を実施しています。ハイブリッド手術室では整形外科の人工関節置換術や人工骨頭置換術等を行っています。手術支援ロボット『ダ ヴィンチ』については、泌尿器科(前立腺癌・腎癌・膀胱癌)、外科(直腸癌・結腸癌・胃癌)が積極的に手術を行っています。既存東棟1階の第2手術室では主に局所麻酔(眼科の白内障手術や血管外科の下肢静脈瘤レーザー焼灼術)の手術等を実施しています。

1日平均10件の手術を実施しており、日本麻酔科協会の認定を受けた指導医・専門医を中心に麻酔科医が必ず手術に立会い患者さんの安全を守り、手術が円滑に進むようにしています。看護師は、周手術期医療チームの一員として専門性の高い看護を提供するために日本手術室看護学会などの院外研修にも参加しています。術前訪問により術前評価を行い、安全な手術管理、患者さんの不安軽減をできるように努めています。また、術中に行った看護の評価、病棟へ申し送った継続看護の状態確認、次の看護への反映のために術後訪問を行っています。それにより手術室看護師の看護観が高まる機会となり充実感ややりがいに繋がっています。

 

2022年総括

手術件数:2,431件

麻酔科管理症例:1,580件

ME課・放射線課・検査科のスタッフと協働し、様々な手術に対応することができました。2017年にダヴィンチSiを導入し、泌尿器科の前立腺癌摘出術から始まったロボット支援手術。膀胱癌、腎癌(全摘・部分切除)、胃癌、直腸癌、結腸癌の手術に対応し、6年間で600症例を超え、10月に新型ダヴィンチXiを導入しました。年々新しくなる手術器械により効果的で安全な手術ができるようになりました。

コロナ禍でも安心して手術を受けていただけるように、手術室へ入室される患者さん全症例に遺伝子検査を実施しています。陰性であることを確認し、クラスターを起こさないように努めました。

 

2023年目標

2023年も基本理念に基づき、良質かつ安全なサービスを患者さんの視点に立って提供できるよう日常の業務に取組み「安全な手術医療」を提供したいと思います。

看護師長 吉田佐智子

診療実績・症例

診療科別手術室利用件数(2022年)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
消化器外科 43 43 66 41 60 64 60 52 47 51 51 36 614
整形外科 23 26 29 26 26 38 33 30 32 34 44 35 376
泌尿器科 80 70 76 71 80 69 55 81 48 62 68 73 376
脳神経外科 6 7 8 7 3 10 5 9 11 9 7 12 94
血管外科 9 11 14 10 11 19 9 9 12 14 11 17 146
眼科 29 23 41 22 28 38 30 24 35 33 34 26 363
耳鼻咽喉科 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 1 4
その他 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
総計 190 180 234 179 208 238 192 205 185 203 217 200 2,431

年間手術室利用件数推移(2012年~2022年)

患者数
2012年1,518
2013年1,640
2014年1,950
2015年2,142
2016年2,036
2017年2,319
2018年2,467
2019年2,527
2020年2,222
2021年2,175
2022年2,431