ごあいさつ

リハビリテーション科副室長/作業療法士
 寒河江 涼太

〜理念〜
1.良質かつ安全なリハビリテーションの提供
2.総合的リハビリテーションの提供
3.地域社会に根ざしたリハビリテーションの提供

これが当院リハビリテーション科の理念です。リスク管理をしながら、適切な負荷量で早期から意識レベルや体力の向上を図る。また、職種や疾患、病期などに専門性を持ち、ドクターやナースとしっかり連携できるように、リハビリセラピストを育成したいと考えています。患者さんが1日でも早く元の生活に戻れるよう日々研鑽してまいります。この理念の中核にあるものは、患者さんへの思いやりと、他職種の方とコミュニケーションを取れることだと考えています。まずは基本の挨拶、積極性と向上心を持つということを常に念頭に置いて業務を行っております。明るく、活気あふれる職場になるように、これからも励んでいきたいと思います。

病院概要

埼玉県北部最大504床の二次救急総合病院
救急から在宅まで幅広く対応

当院のある行田市を中心に、周辺市町村から年間約5,000件の救急車を受入しています。「24時間365日継続する医療。断らない医療」が当院の柱です。2004年から県の“地域医療支援病院”としても指定されており、診療所等では対応の困難な治療や検査を行う、地域完結型医療の中心的役割を担っています。

また、2016年からは“救急搬送困難事案受入病院”として、重症患者さんの受入も積極的に行っています。

急性期・在宅期それぞれの専門病棟をもった
【ケアミックス型】総合病院

急性期から在宅期まで9つある全ての病棟において、365日継続したリハビリテーションを提供しています。一般的な回リハ病院では急性期病院からの紹介が主なので、入院当初の状態を把握することは難しいです。当院では急性期スタッフが早期からリハビリ介入を行っているため、その状態の変化を在宅期スタッフへしっかり申し送ることができます。

地域のトータル医療サービスを実現

行田総合病院を中心に介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、クリニック、訪問看護ステーションなどを併設し、壮幸会ネットワークを形成することで、患者さんが入院してからご自宅に帰られるまでの一貫した医療サービスの提供を実現しています。

関連施設

  • 介護老人保健施設ハートフル行田
  • 行田市在宅介護支援センター壮幸会
  • 行田市地域包括支援センター壮幸会
  • 壮幸会行田訪問看護ステーション
  • 訪問介護ステーション壮幸会
  • 壮幸会介護保険施設 心春(こはる)
  • 社会福祉法人壮幸会 特別養護老人ホーム 雅(みやび)

Produced by映像による医療活性化プロジェクト

リハビリテーション科の概要

様々な経験を積んでトータルな実力をつけるため
【急性期】と【在宅期】の2つの病期を経験

当院には急性期と在宅期、合わせて7つの疾患別・病期別リハビリチームがあります。新入職員はまず見学を通して各チームの特性を理解し、実際にチーム配置をしてから現場研修をスタートします。2年目以降も配属希望を出してもらい、【急性期】【在宅期】両方を経験できるようチームローテーションを行います。それぞれの疾患によりリハビリテーションの考え方が大きく異なりますので、苦手な分野、未経験の分野をなくし、様々な疾患を抱える患者さんに対して確実に対応できるセラピストを目指してもらいます。

急性期
●整形外科・一般内科チーム ●脳外科・腎臓内科チーム
●呼吸器内科・循環器内科チーム ●外科・療養チーム

目指すのは超急性期からの
リハビリテーション介入

患者さんの1日でも早い在宅復帰・社会復帰を目指すため、365日休まない継続したリハビリテーションを提供しています。救急搬送患者さんに対して手術前からリハビリをすることも多く、様々な疾患、術式の知識を身に付けることができます。急性期病棟では、発症直後や術後早期で介入するうえでのリスク管理を学び、バイタルの変動や疼痛の状態を評価しつつ、ドクターやナース、薬剤師などと連携し、早期離床を進めています。多くは整形外科や脳神経外科の患者さんですが、消化器外科の手術後や呼吸器疾患、心疾患、がん患者さんへのリハビリテーションにも対応することで、専門性の高いリハの強化やチームアプローチの充実を図っています。

在宅期
●回復期リハビリテーションチーム ●地域包括ケアチーム

急性期から一貫した医療を提供する
ケアミックス型総合病院

在宅期においては、患者さん一人一人に対する情報収集や評価が非常に重要です。退院後の家族の協力体制、活用できる社会資源の種類など、どのような環境であれば患者さんが退院できるのか?そのため、身体機能や動作能力に応じた住宅改修の提案、動作確認をするための自宅訪問など積極的に取り組んでいます。また、患者さんが退院して、その人らしい生活を獲得するために必要な練習を早期から取り組んでいます。入院中は平均7.6単位(140分)のリハビリを365日休まず実施しています。在宅期の2病棟で合わせて60名以上のリハビリスタッフが在籍しているので、同期以外にもリーダーや先輩などから色々なアドバイスをうけやすい環境があります。

●訪問リハビリチーム

在宅退院後の支援、活動参加を拡大する
リハビリテーションの提供

訪問リハビリテーションの件数は年々増加しています。訪問先では基本的なリスク管理や瞬時の状況判断、様々な疾患の知識、患者さん家族やケママネージャーとのコミュニケーション力や介護保険の知識が必要となります。また、適切なリハビリ計画の作成・立案もかかせません。まずは自宅へ退院後に残る問題点や不安に対して、動作練習や環境調整を行いながら在宅生活を安定させていき、家事練習や外出練習、本人の役割や趣味などにつなげながら活動・参加を拡大していきます。退院後の患者さんが、住み慣れた地域で安心・安全に生活できるように努めています。

施設基準

社会医療法人壮幸会 行田総合病院/1988年12月開院

●病床数504床(以下、内訳)
急性期病床343床/地域包括ケア病棟51床/回復期リハビリテーション病床56床/医療療養病床54床

●リハビリテーション科施設基準
脳血管リハビリテーション料(Ⅰ)/廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)/運動器リハビリテーション料(Ⅰ)/呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)/がん患者リハビリテーション料(Ⅰ)/回復期リハビリテーション病棟入院料(Ⅰ)/病院機能評価 一般病院2(副機能リハビリテーション病院)

教育研修制度について

当院には100名を超えるリハビリスタッフが在籍しており、多くの先輩から様々な視点の指導を受けられることが特徴です。教育研修で大事にしていることは、『目の前の患者さんのために何をするべきか』主体的に考えること。アプローチの仕方に決まりはありません。各自が自由に考え行動することを尊重しています。リハビリテーション科全体としては、1年目・2年目・3年目…とそれぞれの段階に応じた研修や、多職種協働を学ぶ場を定期的に設けています。また、学会への参加推奨、著名講師を招いての院内勉強会なども開催しています。

病棟担当のチーム制

理学・作業・言語の各職種が一つのチームに集結

リーダー

チームの頼れる指導者です。疾患の知識、リハビリマニュアルなどは、チームリーダーが中心となって教育・指導を行います。メンバー全員に対するカンファレンス形式の他、リーダーティーチング(新人に対する個人別の技術指導)もOJTで随時行っています。

プリセプター

新人にとって一番身近な相談役です。3〜4年目のスタッフが、プリセプティー(新人)1人に対して1人ずつ選出され、1年間マンツーマンで指導します。主に書類や日常業務全般について、一緒に悩んで助言をしてくれます。

プリセプティー

新人教育にはプリセプターシップを取り入れています。これは、プリセプター(3〜4年目の先輩スタッフ)がプリセプティー(新人)をマンツーマンで指導する教育方法のことをいいます。まずはプリセプターの指導を守り、基本的な動作を習得しながら、徐々に経験を重ねていきます。完全に患者さんを受け持つのは、チーム配属後の5月下旬からです。初めは少ない単位数から、その人の成長に合わせて業務を覚えていくことができます。

継続教育プログラム

《1年目》プリセプティー

1年目の目標は【病院内でセラピストとして何をするのか?】を知ることです。患者さんにリハビリを実施すること、必要書類の作成方法、自チームの特徴などを学びます。

主な研修項目一覧
STEP研修(見学〜リスク管理〜電子カルテ入力) チェックシートを用いたリハビリ介入評価 接遇・危険予測・感染対策 レジュメによる症例報告発表 各学会への参加

《2年目》チームメンバー

日々リハビリを実施しながら、よりコミュニケーションを磨いていくこと、リハビリテーションの質を高めていくことが、2年目の目標です。

主な研修項目一覧
各学会への参加 疾患・実技の部門別勉強会 他職種・医局主催による勉強会 2年目技術の到達度チェック 院内症例報告発表会

《3・4年目》プリセプター

新人に指導する経験を通して、自分自身の知識や技術の曖昧だった部分を振り返ります。1年目から続く新人教育の総仕上げです。

主な研修項目一覧
各学会での発表 中級職員研修 伝達講習勉強会 プリセプター研修 院外症例報告発表会

《5年目〜》リーダー

スタッフの指導やチームの運営、資格取得にチャレンジする時期です。今までに学んだことを基に、自分らしいアプローチを考えていきます。

主な研修項目一覧
各学会での発表 伝達講習指導 上級職員研修 管理職研修 他部署への講師講演

その他院内・院外研修

全体
チームカンファレンス(毎週)/症例検討および疾患・実技勉強会(毎週)/伝達講習発表(月1〜2回)/他院研修報告会(年1回)/症例発表会(年1回)/外部講師を招いた講演(年1回)

PT部門
急性期・回復期・生活期の部門勉強会(各月1回)

OT部門
症例検討/疾患勉強会/伝達講習/実技など(週1回)

ST部門
勉強会(月2回)

プリセプター
プリセプター研修(年7回)

その他
院内研修/委員会研修/他職種主催による勉強会/医局主催による勉強会 など

募集要項

更新日2023/7/19
募集人数 作業療法士 5名
言語療法士 5名
理学療法士 20名
応募条件資格 2024年3月に資格を取得見込みの方
または既卒・経験者の方
採用年月日2024年4月1日
勤務形態正職員(常勤)
応募方法【採用試験について】
ご希望の方は応募フォームから試験希望日を複数お知らせください。
担当者より試験日の確定メールをお送りしますので、その後に以下の必要書類をお送りください。
採用試験は面接(対面またはオンライン)のみです。
提出書類:①履歴書(写真貼付) ②成績証明書 ③自己PR書(タイトルは申込時にお知らせ)


【病院見学について】
少人数制で随時受付しています。個別に日程を調整しますので応募フォームから来院希望日を3つお知らせください。
なお新型コロナウイルス感染防止のため、外観の見学と担当者からの説明がメインとなります。予めご了承ください。


■ご来院される方へ 
新型コロナウイルス感染防止のため、来院される皆様につきましてもマスクの着用と手指消毒の徹底をお願いしております。また、以下に当てはまる場合は日程を再調整いたしますので事前にお知らせください。
・本人または同居の方に発熱や咳などの風邪症状がある
・陽性者との接触があった。または学校・会社・その他集会等で濃厚接触の可能性がある
業務内容当院リハビリテーション科におけるリハビリ業務全般(配属により病棟または訪問)
初任給大学 月額211,700円
専卒 月額202,900円
(基本給+調整手当+職務手当)
諸手当調整手当 14,000円/月
職務手当 5,000円/月
住宅手当 5,000円/月※世帯主のみ
扶養手当 配偶者12,000円、子供1名4,000円/月
時間外手当
賞与・昇給賞与年2回(7月、12月)
昇給年1回(4月)
就業時間8:30~17:30(休憩60分)
休日・休暇月9日休み(年間休日115日以上)
※1か月単位の変形労働時間制:週40時間
・有給休暇(初年度10日)
・産休/育休
・看護休暇/介護休暇
・慶弔休暇
待遇・福利厚生■社会保険完備(厚生年金・健康保険・雇用保険・労災保険)
■交通費支給(上限25,000円/月※バス代は対象外)
■車通勤可(無料駐車場完備)
■制服貸与(上下4着ずつ)
■退職金制度あり(勤続3年以上)
■医療費還付制度
■提携リゾートホテル利用可
■各種院内行事
■慶弔金支給制度あり
職員寮職員寮あり※入居年限有り
寮費20,000円~28,000円/月
県外の方であれば希望者全員入寮可能です(法人契約の単身者用物件)
※県内の方、通勤可能圏内の方はご相談ください
書類送付先〒361-0056
埼玉県行田市持田376
行田総合病院リハビリテーション科
室長 寒河江
TEL:048-552-1111

見学・応募フォーム

SETP 1 申込み内容の選択
見学・応募フォームに来院希望日(第3希望まで)を入力して送信してください。
SETP 2 詳細のお返事
入力いただいたアドレス宛てに、ご来院の日時や持ち物などの詳細メールが送られてきます。 ※受信拒否設定をされている方は解除をお願いいたします。
SETP 3 来院当日
新南棟1階受付(第3駐車場側の大きなロータリーのある方)にて、お名前とご用件をお伝えください。担当者がお迎えに参ります。
●個人情報保護方針 当院は信頼の医療に向けて、患者さんに良い医療をうけていただけるよう日々努力を重ねております。「患者さんの個人情報」につきましても適切に保護し管理することが非常に重要であると考えております。そのために当院では、以下の個人情報保護方針を定め確実な履行に努めます。 1.個人情報の収集について 当院が患者さんの個人情報を収集する場合、診療・看護および患者さんの医療にかかわる範囲で行います。その他の目的に個人情報を利用する場合は利用目的を、あらかじめお知らせし、ご了解を得た上で実施いたします。ウエブサイトで個人情報を必要とする場合も同様にいたします。 2.個人情報の利用および提供について 当院は、患者さんの個人情報の利用につきましては以下の場合を除き、本来の利用目的の範囲を超えて使用いたしません。 ◎ 患者さんの了解を得た場合 ◎ 個人を識別あるいは特定できない状態に加工(注1)して利用する場合 ◎ 法令等により提供を要求された場合 当院は、法令の定める場合等を除き、患者さんの許可なく、その情報を第三者(注2)に提供いたしません。 3.個人情報の適正管理について 当院は、患者さんの個人情報について、正確かつ最新の状態に保ち、患者さんの個人情報の漏えい、紛失、破壊、改ざん又は患者さんの個人情報への不正なアクセスを防止することに努めます。 4.個人情報の確認・修正等について 当院は、患者さんの個人情報について患者さんが開示を求められた場合には、遅滞なく内容を確認し、当院の「患者情報の提供等に関する指針」に従って対応いたします。また、内容が事実でない等の理由で訂正を求められた場合も、調査し適切に対応いたします。 5.問い合わせ窓口 当院の個人情報保護方針に関してのご質問や患者さんの個人情報のお問い合わせは下記の窓口でお受けいたします。 窓口「個人情報保護相談窓口」 6.法令の遵守と個人情報保護の仕組みの改善 当院は、個人情報の保護に関する日本の法令、その他の規範を遵守するとともに、上記の各項目の見直しを適宜行い、個人情報保護の仕組みの継続的な改善を図ります。 平成17年4月1日 壮幸会行田総合病院 (注1)単に個人の名前などの情報のみを消し去ることで匿名化するのではなく、あらゆる方法をもってしても情報主体を特定できない状態にされていること。 (注2)第三者とは、情報主体および受領者(事業者)以外をいい、本来の利用目的に該当しない、または情報主体によりその個人情報の利用の同意を得られていない団体または個人をさす。 ※この方針は、患者さんのみならず、当院の職員および当院と関係のあるすべての個人情報についても上記と同様に取扱います。 ●当院では患者さんの個人情報の保護に万全の体制を採っています 当院では、患者さんの個人情報については下記の目的に利用し、その取扱いには万全の体制で取り組んでいます。なお、疑問などがございましたら担当窓口にお問い合わせください。 ●当院での患者さんの個人情報の利用目的 1.院内での利用  [1]患者さんに提供する医療サービス  [2]医療保険事務  [3]入退院等の病棟管理  [4]会計・経理  [5]医療事故等の報告  [6]当該患者さんへ医療サービスの向上  [7]院内医療実習への協力  [8]医療の質の向上を目的とした院内症例研究  [9]その他、患者さんに係る管理運営業務 2.院外への情報提供としての利用  [1]他の病院、診療所、助産院、薬局、訪問看護ステーション、介護サービス事業者等との連携  [2]他の医療機関等からの照会への回答  [3]患者さんの診療等のため、外部の医師等の意見・助言を求める場合  [4]検体検査業務等の業務委託  [5]ご家族等への病状説明  [6]保険事務の委託  [7]審査支払機関へのレセプトの提供  [8]審査支払機関または保険者からの照会への回答  [9]事業者等から委託を受けた健康診断に係る、事業者等へのその結果通知  [10]医師賠償責任保険等に係る、医療に関する専門の団体や保険会社等への相談または届出等  [11]その他、患者さんへの医療保険事務に関する利用 3.その他の利用  [1]医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料  [2]外部監査機関への情報提供  [1]上記のうち、他の医療機関等への情報提供について同意しがたい事項がある場合には、その旨を担当窓口までお申し出ください。  [2]お申し出がないものについては、同意していただけたものとして取り扱わせていただきます。  [3]これらのお申し出は、後からいつでも撤回、変更等をすることができます。 社会医療法人壮幸会 行田総合病院