初期研修について

地域のために。あなたのために。

1988年、行田市に誕生して以来、
地域との絆を大切に守り、育み、人々の健やかな暮らしと、
かけがえのない生命を見守り続けてきました。
未来に向けて、真に地域の健康、地域社会の発展を支える病院であり続けます。

社会医療法人壮幸会 行田総合病院  川嶋賢司


1998 年の開設以来、「24 時間365 日継続する医療。断らない医療」を柱に医療・ 介護・福祉によって地域との絆を大切に守り、安心して暮らせる街づくりのために精進してきました。
地域住民や近隣医療機関から「行田総合病院があるから安心」と思い続けていただける施設であるために「地域医療支援病院」「災害拠点病院」「がん診療指定病院」「埼玉県救急搬送困難事案受入病院(年間救急車受入4500 件以上)」など様々な指定を受けながら成長し続けています。2017年4月からは手術支援ロボットを導入するなど最新医療機器が揃い、急性期治療から在宅まで幅広い臨床能力を獲得することができます。 また、将来進みたい専門科を重視した研修カリキュラムを組むことが可能です。
当院の臨床研修制度を通じて、キャリア形成の第一歩を共に歩み出しましょう。

 

社会医療法人壮幸会 行田総合病院  林 暁

当院は医療過疎地域である埼玉県北部において最大規模を誇る地域の中核を担うケアミックス型の総合病院です。
地域からの信頼も厚く、紹介件数や救急搬送件数も年々増加しており、生活習慣病から貴重な手術症例などを広い範囲で経験することができます。また、「どれだけ手技を多く経験できるか?」という点については、他の研修病院と比較しても抜きん出ています。「順番がなかなか回ってこない…」ということもありません。あらゆる現場に積極的に参加してください。研修中以外の診療科からも勉強になる症例・検査が発生した場合にはコールされることがあり、医局・職員全体で指導を行う体制が整っています。
地域の健やかな暮らしを守るための診療能力を身につけようと考えている医学生のご応募をお待ちしています。

 

基本理念

私たち壮幸会グループは、医療・介護・福祉にわたる総合的なサービスを通じて地域社会に貢献し、その発展に寄与する ことを使命とします。良質かつ安全なサービスを患者さんの視点に立って提供できるように日常の業務に取り組みます。

 

社会医療法人壮幸会ヘルスケアネットワーク

救急診療【24時間365日地域の皆さまの命を守る】

当院は2次救急指定病院です。内科系・外科系は24時間365日、小児科は近隣の医療機関と連携して輪番体制を組んでおります。埼玉県は、救急医療を6つのメディカルコントロール圏(以下MC)に分けています。当院は北部MCに位置付けられ救急医療の中心的な役割を担っています。また、災害拠点病院・救急搬送困難事案受入病院としての指定も受けており、埼玉県広域をカバーしています。
※年間の救急車受入台数は4,500件以上

 

名称 社会医療法人壮幸会 行田総合病院
設立 1988(昭和63)年12月
所在地 〒361-0056 埼玉県行田市持田376
病床数 504床(一般450床、医療療養54床)
診療科 内科、循環器内科、消化器内科、消化器外科、呼吸器内科、腎臓内科、神経内科、リウマチ科、外科、肛門外科、整形外科、脳神経外科、血管外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、小児科、麻酔科、放射線科、病理診断科、リハビリテーション科
特設診療 脳ドック、人間ドック、企業・一般検診、人工透析、糖尿病外来、腎臓専門外来、睡眠時無呼吸症外来、リウマチ外来、人工関節外来、ストーマ外来、女性専用排尿機能外来、頭痛外来、ペースメーカ外来、下肢の血管外来
学会認定 日本内科学会教育関連病院
日本整形外科学会認定専門医研修施設
日本麻酔科学会認定施設
日本外科学会認定施設
日本消化器外科学会関連施設
日本消化器病学会関連施設
日本消化器内視鏡学会指導施設
日本循環器学会研修関連施設
日本心血管インターベンション治療学会研修関連施設
日本泌尿器科学会認定専門医教育施設
日本がん治療認定医機構認定研修施設
日本救急医学会認定施設
日本腎臓学会研修施設
日本高血圧学会施設認定
日本透析医学会教育関連施設
日本急性血液浄化学会指定施設
日本アフェレシス学会認定施設
日本東洋医学会認定施設
日本静脈経腸栄養学会認定NST 稼働施設
各種認定指定 地域医療支援病院、災害拠点病院、基幹型臨床研修病院、がん診療指定病院、病院機能評価認定病院(3rdG:ver3.0)、埼玉県救急搬送困難事案受入病院、二次救急指定病院、日本DMAT 隊員養成研修終了施設、埼玉DMAT 指定病院
主な医療機器 Da Vinci(手術支援ロボット)、血管連続撮影装置(バイプレーン・シングルプレーン)MRI、320列エリアディテクターCT、80列マルチスライスCT、64列マルチスライスCT、X線テレビ、外科用イメージ、DSA血管造影装置、超音波診断装置、骨塩量測定装置、電子内視鏡システム、高周波熱灼装置、腹腔鏡、関節鏡、除細動装置、肺機能自動解析装置、長期人工呼吸器、生化学自動分析器、血球計算器、セントラル透析装置、高気圧酸素室、乳腺診断装置(マンモグラフィー)、腎・尿管体外衝撃波結石破砕装置(ソノリスプラクティス)、X線循環器診断システム、下肢静脈瘤治療用半導体レーザー装置、電子カルテ、全自動蛍光免疫測定装置、微生物由来成分分析装置、全自動輸血検査装置、全自動グルコース測定装置、自動グリコヘモグロビン測定装置

初期研修

豊富な症例。垣根のない医局。一人一人の個性に合った研修体制。

研修理念・目標

医師としての人格を養成し、将来の専門に関わらず、医学・医療の社会的なニーズを意識しつつ、日常診療で繰り返し遭遇する病気・病態に適切に対応できるよう、Primary Careの基本的な診療能力を身につけます。
1年次は基本的な臨床知識と技能の取得、2年次は将来の専攻分野を視野に入れながら科目を選択します。

・医療人として必要な基本姿勢、態度を身につける。

・経験すべき診察法、検査、手技、症状、病態、疾患を定めて研修を行う。

・地域保健、医療として老人保健施設での研修を組み入れ、社会福祉施設等の役割も理解し実践する。

研修群

5.病院1施設で壮幸会臨床研修病院群を構成しています。
・行田総合病院
・埼玉医科大学病院(内科・病理診断科・小児科・産婦人科)
・埼玉医科大学国際医療センター(内科・病理診断科)
・済生会鴻巣病院(精神科)
・行田クリニック(地域医療)
・介護老人保健施設ハートフル行田(地域保健)

全てのセクションが協力。安心して研修を受けられる環境。

研修環境

各種データベース
メディカルオンライン、医学中央雑誌を24 時間フリーアクセスで利用可能です。

シミュレーション設備
BLSトレーニングセット(AED)
心音・脈・腸音シミュレーター
静脈注射シミュレーター
※埼玉県総合医局機構地域医療教育センターのシミュレーター設備を利用することもあります。

医局
1人1デスク・書庫・ロッカーを利用できます。デスクからは、インターネット接続ができ、常時文献検索などが可能です。また、フリースペースや休憩エリアも備わっています。

メディカルアシスタント(MA= 医師事務作業補助者)
当院には総勢30名程のMAが在籍しております。MAは、診断書や各種証明書などの代筆および電子カルテの代行入力、症例登録を行うスタッフです。医師の事務処理の時間が大幅に軽減され、本来の業務である診療に専念できます。

その他
サポート役として医師担当(事務)がいます。上級医や指導医に伝えにくいことやその他スタッフとの仲介役として機能しています。また、研修以外の生活環境などについてもバックアップしています。

あらゆる現場に積極的に参加。1年後に成長している姿を思い描いて。

ローテーション

一般プログラム

〈専門的なプログラム例:将来志す専攻科がある場合〉

研修評価

オンラインでEPOCを利用し評価・評価会

プライマリ・ケア研修

オリエンテーション

1年目の4月は導入研修として1カ月間オリエンテーションを実施します。

目的
一般的な疾患の患者さんを入院から退院まで一貫して指導医のもと担当医として医師業務を遂行する。

OJT/診察、検査計画、診療方針の作成、基本的手技の実施、カルテ記載、オーダー、面談の陪席、診療情報提供書の作成、症例提示、レポート作成、抄読会など

OFF-JT/クルズスや実習を行い、基本的な人格・知識・技能を習得する。

DUTY/外来処置室(問診、採血の実施など)、手術室・救急外来(問診)、毎朝カンファレンス・回診、毎夕回診。

レクチャー・実習例

講義:行田総合病院の理念・沿革 講義:高齢者医療
講義:医療倫理 講義:腹痛患者の見方
講義:医療安全 講義:輸血
講義:感染対策 講義:救急外来
講義:自己紹介 実習:止血法
講義:院内書類・院内規則など 実習:採血・末梢・CV
講義:医局ルール・医局行事など 実習:血液検査・尿検査・グラム染色
講義:プログラム説明・EPOC・研修修了要件・中断基準 実習:心電図の取り方・読み方
講義:コミュニケーションスキル 実習:心臓超音波検査
講義:接遇 実習:腹部レントゲンの読み方
講義:ストレスコントロール 実習:腹部超音波検査
講義:診療録(POS・同意書・診断書・診療情報提供書など) 実習:腹部CT
講義:クリティカルパス 実習:胸部レントゲン読影
講義:カルテ入力 実習:神経所見の取り方
講義:病名・保険診療・DPC 入力 実習:頭部CT 読影
講義:指示入力 実習:腎臓超音波検査・KUB 読影
講義:処方箋オーダー 実習:病理検体の扱い方・剖検
講義:血液検査オーダー 実習:腹腔鏡実習(ブラックボックス・動物実験)
講義:生理検査オーダー 実習:グラム染色
講義:放射線検査オーダー 実習:クロスマッチ
講義:食事箋オーダー 実習:心肺蘇生法(BSL・ACLS)
講義:リハビリテーションオーダー 実習:血液ガスの見方・人工呼吸器管理
講義:透析・高気圧酸素療法オーダー 実習:市中感染症対応
講義:医療連携 実習:縫合
講義:医療と介護の境界・行政サービス 実習:導尿法とカテーテル管理
講義:チーム医療 実習:シーネ固定法
講義:抗菌薬の適正使用  
講義:漢方薬の使用法  
講義:化学療法  

初期研修医の基本的業務について

社会医療法人壮幸会行田総合病院の職員として就労規則を遵守し、患者や他の職員に敬意をもって接し、社会人としての基盤を養う。指導医の指導の下、積極的に研修を行い、医師として社会に貢献できるよう、人格および基本的診療能力を習得する。 具体的には、以下の業務を初期研修医として実施する。

  1. 入院時業務
    ・入院申込書作成
    ・入院時診療録作成(指導医と協議の上)
    ・入院時病名登録
    ・DPC入力開始
    ・診療情報提供書(入院時)下書き作成
    ・入院診療計画書下書き作成
    ・入院時一般指示、処方箋等作成
    ・入院時病状説明の陪席、説明内容記載
  2. 病棟業務
    ・回診(少なくとも2回は訪問)
    ・カルテ記載(日々の診察記録、weekly summary)
    ・一般指示、処方箋(指導医と事前に協議)
    ・カンファレンスなどにおける症例提示
    ・診断書などの下書き作成
    ・手術や検査や処置の補助あるいは実施
    ・コンサルテーション(指導医と事前に協議)
  3. 退院時業務
    ・退院時サマリー作成(指導医と協議の上)
    ・退院療養計画書下書き作成
    ・退院時の指示終了入力
    ・診療情報提供書(退院時)下書き作成
    ・DPCの入力
  4. 副直業務
    ・指導医の指導の下、救急外来患者の診察、処置などを実施
    ・病状説明に陪席し、カルテを記載
    ・緊急入院となった場合には、入院時指示などを実施
  5. 地域研修業務
    ・初見の外来患者の病歴を聴取し、単独で行ってもよい診察を行い、カルテに記載
    ・在宅診療に同行し、診療補助
    ・介護施設等見学
  6. その他
    ・EPOC入力
    ・症例カンファレンス発表
    ・CPCレポート作成
    ・抄読会発表
    ・実習やミニレクチャーへの参加
    ・研究会や学会への参加
  7. 研修1年目4月のプライマリ・ケア研修
    ・基本的業務および基本的手技を獲得することが目標
    ・副直時に入院した患者の中から適当な症例を担当(不在の場合には、日中の入院患者より選択)
    ・副直明けは、午前中に入院時診療録など入院時業務を実施して午後は休養
    ・手術室担当/ルート確保や尿道カテーテルの挿入や気道確保の介助など、基本的手技を習得
    ・外来処置室担当/患者の簡単な病状を把握して、診療科コンシェルジュを行う看護師の補助。採血やルート確保や胃管挿入などの基本的手技を習得
  8. ・救急センター/救急外来患者の診察および診療録作成の補助
    ・実習やミニレクチャーに参加(上記の業務は中断して参加)
    ・マニュアルやガイドラインを参照して、入院時診療計画、その他の入院時業務も実施
    ・指導医とともに退院まで診療に従事、退院サマリー作成
    ・4月末~5月初旬頃に開催する抄読会資料作成
    ・4月末~5月初旬頃に実施する症例カンファレンス資料作成
  9. 各診療科研修
    ・指導医の指示に従い、各診療科における業務を遂行する。

研修医の単独診療範囲について

社会医療法人壮幸会行田総合病院およびその研修関連施設における診療行為のうち、臨床研修医(以下、研修医)が,臨床研修指導医の同席なしに単独で行ってよい医療行為の基準を示す。研修医はすべての診療行為において、指導医・上級医の指導または許可のもとで行うことが前提である。
下記の【研修医が単独で行ってはいけないこと】は、薬剤の処方等、事前に指導医の確認を得て行うものと、指導医の立ち会いの下に行うものに大別される。
実際の運用に当たっては、単独で行ってよい診療行為についても、指導医・上級医が責任を持って個々の研修医の技量を評価し、身だしなみ、立ち居振る舞い等をチェックしたうえで、各診療科・診療部門における実状を踏まえて実施する必要がある。各々の手技については、たとえ研修医が単独で行ってよいと一般的に考えられるものであっても、施行が困難な場合は無理をせずに上級医・指導医に任せる必要がある。
なお、ここに示す基準は通常の診療における基準であって、緊急時はこの限りではない。
また、ここに記載のない診療行為については、指導医・上級医と相談しその指示に従うこととする。



 



ACCESS & LOCATION

『都心から少し離れたところで、ゆったり生活』休日には都会or自然の良さを。

行田市・熊谷市は自然の多い地域ですが、電車に乗れば大宮駅や都内まで乗り換えなしの直通で行くことができます。日常生活だけではなく、休日もお出かけやショッピングで楽しめる環境です。

ACCESS の良さ

JR湘南新宿ライン:新宿まで約60分・大宮まで約30分

充実した商業施設(病院から)

JR 行田駅       車5分
JR 熊谷駅       車30分
JR 吹上駅       車5分
秩父鉄道行田市駅  
車5分
スーパー       徒歩3分
コンビニ       徒歩1分
TSUTAYA 徒歩5分
ドラッグストア 徒歩5分
大型ホームセンター 車5分
複合施設 車5分
映画館 車20分

ACCESS の良さ

▶︎▶︎電車の場合/
▶︎上越新幹線・北陸新幹線
熊谷駅乗り換え、JR 高崎線で行田駅まで約5 分

▶︎JR湘南新宿ライン・JR高崎線
行田駅から車で約5分(医師専用送迎車随時運行)
吹上駅から車で約5分(医師専用送迎車必要時運行)

▶︎秩父鉄道
行田市駅から車で約5 分(医師専用送迎車必要時運行)


▶︎▶︎▶︎車の場合/
▶︎関越自動車道
東松山ICから約30分
花園ICから約40分

▶︎東北自動車道
羽生ICから約30分
加須ICから約30分

▶︎首都圏中央連絡自動車道
桶川ICから約35分

忍城趾-おしじょうし
関東七名城。室町時代に築城。豊臣秀吉の関東平定の際には、石田三成の水攻めに耐えた「浮き城」として知られている。小説・映画『のぼうの城』はここの話です。
     
埼玉古墳群-さきたまこふんぐん
埼玉県名発祥の地。国宝「金錯銘鉄剣」が出土した稲荷山古墳など、古墳が密集する日本有数の古墳群。水攻めの際に石田三成が陣を張ったことでも有名です。
足袋の町
昭和初期には全国シェアの80%を占め、「足袋の行田か、行田の足袋か」と言われたほど。2017年の冬には市内で足袋屋とマラソンを題材にしたTBS日曜劇場『陸王』のドラマ撮影が行われました。
TBS日曜劇場『陸王』
ドラマの撮影は、当院でも行われました。役所広司さん・寺尾聰さん・山崎賢人さんなど多くの俳優が訪れ、外来や病棟にて7つのシーンを撮影。エキストラは全て当院のスタッフが務めました。
水城公園 – すいじょうこうえん
忍城の外堀跡を利用して作られた水郷公園は桜の名所。ホテイアオイなど四季折々の花が咲き、天気の良い日には多くの人々が釣りを楽しんでいます。
さきたま火まつり
さきたま古墳群で5月に行われる古代ロマンと神話の世界に誘うお祭。古代衣装を身に付けた人々の御神火下り花火が見もの。郷土芸能や物産展など盛りだくさんのイベントも開催されます。
妻沼聖天山歓喜院(熊谷)- めぬましょうでんざんかんぎいん
日本三大聖天の一つに数えられる名刹。国宝である本殿外壁の彫刻は豪壮華麗。日光東照宮35棟の優れた建築技法がすべて凝縮していると言われている。古来より縁結びの霊験あらたかです。
うちわ祭(熊谷)
75万人の集客を誇り、毎年7月20日から3日間行われる八坂神社例大祭のうちわ祭。12台の山車・屋台が熊谷囃子とともに市街地を巡行する絢爛豪華さが関東一の祇園祭と称されています。