診療科のご案内

病床管理室

概要

医療ソーシャルワーカーの紹介

医療ソーシャルワーカーは、医療機関において、社会福祉の立場から患者さんやそのご家族の方々の抱える経済的・心理的・社会的問題の解決、調整を援助し、社会復帰の促進を図る業務を行います。当院には社会福祉士や精神保健福祉士といった国家資格を取得した医療ソーシャルワーカーが8名在籍しています。
病棟ごとに担当のソーシャルワーカーが配置されており、具体的には
1. 療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助
2. 退院援助
3. 社会復帰援助
4. 受診・受療援助
5. 経済的問題の解決、調整援助
6. 地域活動
を行っています。

 

 今年は去年に引き続きコロナ禍においてご家族の面会が制限されたり、ケアマネージャーや施設職員などの面会も制限されたり、退院調整が思うようにできませんでした。そのような中で、ご本人とご家族やケアマネージャー、施設職員との橋渡しをすることがソーシャルワーカーの大きな役割でした。

 2020年の月平均相談件数は1,068件、2021年の月平均相談件数は1,006件でした。相談種別の内容は、退院支援、受診受療援助、心理社会的問題、経済的問題の解決支援、社会復帰支援等です。

 具体的な相談内容は以下のようなものです。依頼元は患者さんご本人・ご家族、院内スタッフ、地域の医療や介護の関係者、地域住民や行政関係者等です。

 

「急に退院と言われたが、このままでは帰るのは不安」

「最期は住み慣れたわが家で過ごしたい」

「自分には身寄りがいないので、万が一の時のことを考えたい」

「身寄りがないのだけど、入院したら大切なペットの世話はどうしたらいいか」

「医療費を払ったら生活ができない」

「医療保険に入っていない」

「虐待の疑いがある」

「ドメスティック・バイオレンスの疑いがある」

「いろんなことが一度に起こってどうしたらいいかわからない」

等々、相談内容は多岐にわたります。

 これらに対して、患者さんご本人・ご家族の気持ちや持てる力、生活課題の整理を行い、具体的な対応を、患者さんご本人・ご家族、院内外スタッフ等と一緒に考えさせていただいています。具体的な対応というのは、在宅サービス調整、リハビリや療養のための転院や入所の調整、医療費や生活費等の経済的問題の制度利用、ご家族やご友人、地域住民での繋がりの支援、行政機関との調整等などです。

 これらは患者さんご本人・ご家族の意向と向き合いながら行うため、方法や内容に決まったものはなく、個別性の高い対応となります。

 このような個別支援を行うと同時に、虐待の通告に関する院内システム、地域のケアマネージャーと病棟スタッフを結びつけるシステム、退院支援スクリーニングシステムの院内外の仕組み作りに参画しています。

 

■2022年の目標

 多様な社会資源を活用できるように、MSWの増員を図り、医療ソーシャルワーカーとして研修、情報交換、勉強会などを通して、更に知識を蓄え患者さまが安心して療養できるように努めたいと考えております。

 できる限り住み慣れた地域で必要な医療・介護サービスが受けられるよう医療・介護の関係機関との連携にも積極的に取組んでいきます。

病床管理室主任 仲上由佳

診療実績・症例

相談件数推移(2016年~2021年)

 2016年2017年2018年2019年2020年2021年
1月6531,1211,0481,2911,1361,200
2月8551,1189421,2631,1391,033
3月7788631,0631,2021,1691,272
4月7358738621,2091,0391,053
5月7628259561,348864977
6月8708609581,2379351,054
7月1,0117939631,1531,1211,002
8月9197939631,2261,1681,098
9月8828649681,1861,037814
10月8718291,0751,2681,101824
11月8798261,0611,2261,031895
12月9379069591,0611,086855
10,15210,67111,81814,67012,82612,077