診療科のご案内

検査科(生理検査室)

概要

検査としては、
  (1)心電図検査・負荷心電図検査(マスター負荷試験)・ホルター心電図
  (2)血圧脈波検査(ABI・SPP)
  (3)超音波検査(腹部・心臓・甲状腺・乳腺・血管・表在など)
  (4)呼吸機能検査(VC・FVC・DLco・FRC・呼気NO)
  (5)睡眠時無呼吸症候群検査(簡易検査・精密検査)
  (6)聴力検査(標準純音聴力・ティンパノメトリ・脳幹反応聴力)
  (7)重心動揺検査
  (8)脳波検査
  (9)術中モニタリング検査(MEP・SEP・ABR)
となります。
当日依頼の緊急検査にも対応しており、超音波検査・心電図検査においては、救急外来や病棟など検査室以外にも検査機器を設置し、緊急時・急変時において迅速に対応できる体制を整えています

2019年総括

2019年の生理検査室での取り組みとしては、まず新規機器の導入として微小心電図検査(LP検査)、2週間ホルター心電図を導入しました。その他、通常のホルター心電図の端末数も増設しました。

この微小心電図検査(以下LP検査)は、心室性不整脈(VT/VF)を引き起こすリエントリー発生の基質である伝道遅延(脱分極の異常)を対表面心電図上から検出することで評価を行う検査となります。この遅発電位は非常に小さな電位であるため、通常200拍以上心電図を加算していくこと(加算平均心電図)でノイズを大幅に削減し、微弱なマイクロボルトレベルの電位(微小心電図)を検出することができます。検査の所要時間は15〜20分程度となり、心臓突然死・心室性不整脈を予測することができる検査となっています。現在の循環器分野では、この心室性不整脈(VT/VF)を発生前にいかに予測できるかが重要な課題となっています。これらの予測は、効果的な事前の対策・予防・治療、さらにはICD(植え込み型除細動器)の適応判定にも繋がります。これまで多くのパラメータが考案され研究されていますが、LP検査はその中でも検査方法の簡便さ、リスク評価や診断補助に優れているという特徴があります。

もう一つ、2週間ホルター心電図検査についてご案内させていただきます。この検査は、通常の24時間心電図では捉えにくい一過性心房細動(PAF)検出に有用な情報を得ることができます。こちらも予約にて実施することができる体制とさせていただきました。

 

今後の展望

2020年は、より正確かつ迅速な結果報告ができる体制を作り上げるために増員し、検査報告がより迅速になるようにしていきたいと考えています。

最新の知識や専門技術習得のためにも、学会や研修会等へ積極的に参加し、自己研鑽に努めてまいります。

私たち臨床検査技師は、医師が病気を診断・治療していくために必要な情報を細分化し多方面から分析・解析し提供していきます。

患者さんの早期診断・早期治療、また経過観察・予後診断のために、より一層正確で迅速な結果報告ができるよう、今後も研鑽に努めていきます。

検査科室長  原 誠則

診療実績・症例

生理検査室実績(2019年)

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月小計合計
心電図標準12誘導6769761,0611,0481,0159761,0881,0871,0771,1331,1401,17712,45413,073
負荷142619211415211911141421209
ホルター323037383733364428273137410
血圧脈波595083766052827284747087849849
超音波腹部2162082261952052132402011992262072252,5619,208
心臓304206
3022243213083273093103193423453,617
その他1141341381571571421391471451201371371,667
ドプラー881121181221261051161241171081171101,363
呼吸機能1862152622372462352741952992731892392,8502,850
聴力純音聴力1171251231571401321671751631631381251,7251,993
チンパノ151914292319322836201617268
脳波81691113710713945112112
重心動揺010400521061184747
無呼吸簡易PSG7779121677111259109147
精密PSG13446422224438
1,8372,1282,4032,3322,3752,2572,5462,4192,5052,5062,4252,54628,279