診療科のご案内

検査課(生理検査室)

概要

 2022年も、昨年に引き続き新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が続いており、災害規模の影響を受けた一年となりました。生理検査室では患者様と直接関わる業務が多い為、更なる感染対策の徹底により防護用具(PPE)の着用をしながらの検査体制となりました。

 その結果、一人も感染することなく業務を実施することができました。スタッフに関しても、安全を考慮し感染者対応をした職員の検査の実施や、体調不良者の復職時のPCR検査を徹底し、感染拡大防止に寄与させていただきました。

 新型コロナウイルス感染症のオミクロン株では、多くの亜系統(BA.5系統、BA.2系統BA.4系統)の発生により感染が流行しておりますが、世界的にはBA.5系統が主流となっており、10月以降はBQ.1系統(BA.5.3系統の亜系統)の占める割合が上昇傾向となっています。今まで以上に新型コロナウイルス感染症との共生を考えて業務にあたっていかなければならないと考えております。

 また、今まで2類相当であった新型コロナウイルス感染症が、5類になることが検討されています。しかしながらこのウイルスの毒性が下がる訳ではありません。そのため、引き続き感染対策に意識を向けて対応させていただきたいと思います。今後も安全性を考慮するため、防護具着用のもとの検査となりますが、ご理解いただければ幸いです。

検査業務に関しては患者さんへの利便性の向上を考え、生理検査業務に従事する技師のローテーションを引き続き行いました。それに伴い病院側スタッフとクリニック側スタッフが協力体制のもと業務が実施出来る体制へと変更することが可能となりました。

 実績に関しては、全体を通して検査数が増加するものの、コロナ禍前までの件数とはなりませんでした。これも新型コロナウイルスの影響によるもと考えられます。研修会の参加に関しても、検体検査室同様に現地開催を行っていた頃よりも3倍の参加増となりました。生理検査室においても、課内での内部研修の開催をすすめていき、多くの患者さんの利便性の向上に寄与するための活動をしていきたいと考えております。

 

検査課課長  原 誠則

診療実績・症例

生理検査室実績(2022年)

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月小計合計
心電図標準12誘導1,1371,0061,1401,0661,0521,0791,0371,0551,0531,0251,0261,05412,73013,212
負荷91599151721111310108147
ホルター252128232529292731333430335
血圧脈波94879987898010177906773741,0181,018
超音波腹部174872112091972401971882092042102112,33710,420
心臓3023083493303163623433323203453523403,999
その他1851661861901781821801711711941781402,121
ドプラー1841541701741721771761541531751501241,96310,420
呼吸機能1191061281151461171331111161121151151,4331,433
聴力純音聴力1051121441531491851471581461621731571,7911,955
142チンパノ10111612911101014201823164
脳波5567366886716868
重心動揺01000100000022
無呼吸簡易PSG26535228622447107
精密PSG316349744310660
2,3542,0862,4972,3812,3602,4972,3892,3142,3342,3582,3582,28728,215