診療科のご案内

栄養科

概要

入院患者さんへの食事提供全般を専門事業社に委託し、病院職員の管理栄養士は、NST活動をはじめ、栄養指導、個別嗜好調査、栄養管理などを行っています。

入院患者さんへのNST活動

患者さんの栄養状態が良好であれば、病気の回復が早まるだけでなく、手術後に感染症や合併症を起こすリスクも低くなります。当院では栄養サポートチーム(Nutrition Support Team=NST)という医師や看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、リハビリテーションスタッフなど他職種で構成されるチームで、患者さん一人一人が良好な栄養状態を保てるよう定期的に検討会を開き、病室を訪問しています。

 

外来患者さんへの栄養指導と地域連携

栄養指導の対象は、入院患者さんだけではありません。糖尿病や高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病の治療にも栄養指導や食事改善指導は欠かせません。そのため必要に応じて、外来患者さんへの指導も行っています。現在の食事習慣を聴き取り、無理のない食事改善策を分かりやすく指導することに努めています。また、地域の医療機関からの栄養指導依頼も対応いたします。

2019年の総括

●調理室
食事内容は主治医の指示により決定されます。3回食とおやつ及び5回食・遅延食に対応しています。配膳後の入院には軽食を出しています。
入院や食事開始後、速やかに嗜好調査を行い、すべての患者さんの食事摂取状況を確認しています。食事摂取量が著しく低下している患者さんには、摂取量増加に繋がるよう嗜好に合わせた個別対応を行っています。
患者さんや職員から、毎食頂く食事ご意見カードを日々の献立作成や調理に反映させています。また、1ヵ月の集計結果は各病棟に配布し、どなたでも見られるように掲示しています。

●栄養指導
患者さんへの栄養指導だけでなく、ご家族にも理解いただけるよう指導しています。令和元年は病院740件、クリニック265件の栄養指導を行いました。
緩和ケアや褥瘡回診に参加し、栄養療法に関する提案をしています。また循環器病棟、回復期リハビリ病棟のカンファレンスにも参加し、多職種間の連携にも努めています。

●栄養補助食品
食事を一度に摂れない患者さんや特別な栄養を必要としている患者さまに、栄養上の観点から食事の他に栄養補助食品を提供しています。
 褥瘡回診では個々に応じたプランを作成し、褥瘡治癒に繋がる支援を行っています。

●行事食
入院中であっても患者さんに季節を感じてもらえるよう、メッセージカードとともに四季折々の行事食を提供しました。
 行事のない月に提供している全国の郷土料理は、患者さんに好評でした。

栄養科副主任 網野由枝