以下のような症状の方は、お気軽にご紹介ください。
・激しい頭痛が持続している
・自分の意思に関係なく手足がふるえる(けいれん発作)
・片側の顔や手足の動きが悪い
・呂律が回らず、吐き気やめまいがある
・頭部打撲
平日は24時間「外科的治療・血管内治療」ともに受入可能です。
行田クリニック・新南棟1F
新南棟2F
[午前]8:00~12:30(土曜〜12:00)
[午後]14:30~17:00
17日(火) 山名医師
診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 2F28診 | 佐野 | 山名 | 石川 | 加藤 | 青木 | |
午前 | 2F27診 | 齋藤 | |||||
午後 | 2F28診 |
佐野 〜16:00 |
山名 〜16:00 |
石川 〜16:00 |
加藤 〜16:00 |
青木 〜16:00 |
診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 2診 | 本間 |
本間 第1・3週 |
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午後 | 2診 | 本間 |
橋本 第4週 |
||||
午後 | 2診 |
齋藤 第2・5週 |
常勤3名体制となり2年が経過しました。若手は川越先生から、同じく慈恵医大からの派遣で岩田先生に引き継がれています。入院患者数373例、および全手術件数125例は、大きく飛躍した昨年ほどではありませんが、近い数字を維持しています。この内、血管内手術は51例でほぼ同数でした。
血管内手術の内訳では、血栓回収療法は21例で、昨年ほどには伸びませんでした。SSN基幹病院が周辺に増加したことで、搬送先が分散していることが原因の一つと考えられます。血栓回収療法は画期的な脳梗塞超急性期の治療法であり、当初、埼玉北部地域で対応できる病院は希少でしたが、年々その数が増えて、現在ではこれが広く拡充されてきた結果とも言えます。
一方、クモ膜下出血の治療件数は8例で昨年とほぼ同数、その治療内容はコイリング(血管内手術)6例、クリッピング(外科手術)2例でした。また未破裂動脈瘤は7例と増加し、そのうち6例がコイリングでした。このように、現時点では動脈瘤の治療はほぼコイリングで行っています。また内頚動脈狭窄症に対するステント留置術(CAS)は13例で安定しています。
その他の主な外科手術では、脳出血開頭血腫除去術9例、脳腫瘍摘出術4例でやや減少するも、水頭症に対するシャント術は9例に増加しています。動静脈奇形の摘出術も1例ありました。
総括して、今年は3人体制の安定期に入ったと言えます。来年は治療件数の増加を図りながらも、治療結果を評価して、その推移にも注目して行きたいと考えています。
脳神経外科副部長 本間秀樹
⬛︎JNDについて
当科は、一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database: JND)に参加しています。
この事業は、日本全国の入院・検査・手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。この事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当院が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。
⬛︎臨床研究について
患者さんの臨床データを研究用に利用させていだたく場合があります。データは匿名化されるため患者さまの特定がされることはありません。ご同意が得られない場合は利用することはありませんのでご安心ください。なお、体に対し侵襲や介入がなく診療情報のみを用いる研究は国が定めた「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき倫理委員会の承認を以って行うことがあります。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 | |
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入院患者数 | 34 | 42 | 33 | 32 | 36 | 23 | 21 | 28 | 32 | 34 | 30 | 28 | 373 |
在院患者数 | 592 | 731 | 671 | 417 | 397 | 464 | 467 | 468 | 508 | 558 | 398 | 539 | 6,210 |
MDC6 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 統計 | 平均在院日数 | |
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010060 | 脳梗塞 | 9 | 17 | 18 | 14 | 13 | 11 | 16 | 10 | 12 | 15 | 14 | 15 | 164 | 17.2 |
010050 | 非外傷性頭蓋内血腫 | 8 | 8 | 12 | 4 | 2 | 1 | 4 | 2 | 9 | 4 | 4 | 8 | 66 | 22.8 |
160100 | 頭蓋・頭蓋内損傷 | 2 | 1 | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 6 | 2 | 5 | 29 | 11.5 |
010050 | 非外傷性硬膜下出血 | 2 | 2 | 1 | 4 | 4 | 1 | 0 | 1 | 2 | 2 | 3 | 0 | 22 | 11.4 |
010230 | てんかん | 1 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 4 | 2 | 3 | 21 | 12.4 |
010070 | 脳血管障害 | 0 | 3 | 1 | 4 | 3 | 1 | 0 | 1 | 2 | 1 | 1 | 3 | 20 | 7.0 |
010020 | くも膜下出血、破裂脳動脈瘤 | 1 | 2 | 3 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 14 | 26.2 |
010030 | 未破裂脳動脈瘤 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 11 | 6.0 |
010200 | 水頭症 | 1 | 0 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 10 | 9.6 |
160200 | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む) | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 7 | 10.8 |
010010 | 脳腫瘍 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 36.6 |
術式 | 症例数 |
---|---|
経皮的脳血栓回収術 | 21 |
脳動脈瘤コイル塞栓術 | 13 |
その他コイル塞栓術 | 1 |
経皮的脳血管形成術 | 2 |
経皮的頸動脈ステント留置術 | 13 |
その他の脳血管内手術 | 1 |
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 24 |
頭蓋内腫瘍摘出術 | 4 |
頭蓋骨形成術 | 4 |
脳動脈瘤頸部クリッピング | 3 |
気管切開術 | 5 |
頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) | 10 |
穿頭脳室ドレナージ術 | 2 |
急性硬膜下血腫 | 5 |
水頭症手術 | 9 |
脳動静脈奇形摘出術 | 1 |
その他 | 7 |
総計 | 125 |
橋本啓太
(はしもとけいた)
●卒年・卒大
平成28年 滋賀医科大学卒
●ライセンス
日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医
日本脳神経血管内治療学会認定脳神経血管内治療専門医
本間秀樹
(ほんまひでき)
●卒年・卒大
平成2年 昭和大学卒
●ライセンス
日本脳神経外科学会認定脳神経外科指導医・専門医
t-PA適正使用認定医
埼玉DMAT
齋藤 匠
(さいとうたくみ)
●卒年・卒大
令和3年 東京慈恵会医科大学卒
加藤直樹
(かとうなおき)
●卒年・卒大
平成15年 東京慈恵会医科大学卒
●ライセンス
日本脳神経外科学会認定脳神経外科指導医・専門医
日本脳卒中学会認定脳卒中指導医・専門医
日本脳卒中の外科学会技術認定医
日本脳神経血管内治療学会認定脳神経血管内治療専門医
神奈川DMAT-L
●備考
東京慈恵会医科大学 講師
佐野 透
(さのとおる)
●卒年・卒大
平成26年 日本大学卒
●ライセンス
日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医
日本脳神経血管内治療学会認定脳神経血管内治療専門医
石川耕平
(いしかわこうへい)
●卒年・卒大
平成26年 東京慈恵会医科大学卒
●ライセンス
日本脳神経外科学会認定脳神経外科指導医・専門医
日本脳神経血管内治療学会認定脳神経血管内治療専門医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
日本神経内視鏡学会技術認定医
青木 建
(あおきけん)
●卒年・卒大
平成21年 東京慈恵会医科大学卒
●ライセンス
日本脳神経外科学会認定脳神経外科指導医・専門医
日本脳神経血管内治療学会認定脳神経血管内治療専門医
山名 慧
(やまなさとし)
●卒年・卒大
平成27年 東京慈恵会医科大学卒
●ライセンス
日本脳神経外科学会認定脳神経外科指導医・専門医
JATEC Provider