以下のような症状の方は、お気軽にご相談ください。
・胸が痛む、締めつけられる、重苦しい
・背中が痛む
・突然脈が速くなる、遅くなる
・手足がむくむ、しびれる、だるい
・お腹付近で拍動を感じる
・一瞬だけ意識を失った
行田クリニック/新南棟1F
新南棟3F
[午前]8:30~12:30
[午後]14:30~17:30
休診のお知らせはありません。
診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 |
猪俣 A館6診 |
伊藤 A館6診 |
猪俣 A館6診 |
上部 A館2診 |
生天目 A館8診 不整脈外来 |
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午前 |
生天目 B館3診 第1・2週ペースメーカー外来 |
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午前 |
生天目 A館8診 |
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午後 |
猪俣 A館6診 |
猪俣 A館6診 |
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午後 |
上部 ◎ A館2診 |
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午後 |
青木 A館4診 |
診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 4診 | 興野 | 興野 | 興野 | |||
午後 | 4診 | 興野 |
Produced by医療活性化プロジェクト
当院循環器内科の医師は、全員が当院に勤務開始して1年未満のフレッシュなメンバーです。各医師のこれまでの他施設での経験を活かし、新しい視点からチーム医療体制を作り上げることで、よりレベルの高い医療を提供できるものと考えています。
循環器内科は、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患、心房細動などの不整脈、弁膜症などの心不全、足の動脈硬化である閉塞性動脈硬化症、高血圧や高コレステロール血症といった生活習慣病を主な領域としています。症状からみると、「胸が痛い・苦しくなる」、「胸がドキドキする」、「動くとハーハー・ゼーゼーする」、「足がむくむ」、「歩くと足が痛くなる」、「メタボが心配である・健診でコレステロールが高いと言われている」、といった方が対象になりますので、心当たりのある方は早めの受診をお勧めします。
2018年11月に赴任した猪俣医長に加え、本年4月には興野が、また6月には生天目医師が着任し、新しい3人のメンバーでの診療体制がスタートしました。当科はこれまでも埼玉県北部地域の基幹施設として循環器診療に当たっていたが、以下の3項目を重点的に強化しました。
最も大きな点は、平日は日中・夜間を問わず、急性心筋梗塞に対する緊急のカテーテル治療に対応可能となった点です。8月からは、月に2回ではあるが、土・日の緊急カテーテル治療も対応するようになりました。医師数が増加すれば、24時間・365日対応可能な体制に移行したいと考えています。また、狭心症症例に対しては、ガイドラインを遵守し、適切な薬物療法に加え、冠動脈造影所見のみならず、FFR/iFRといった生理学的検査所見に基づいて治療方針を決定しています。治療に際しては、血管内画像を用いて、治療の最適化を図るよう努力しています。
本年は救急症例への対応が拡がったことで、症例数の増加が認められ、カテーテル治療(PCI)については225例(うち、緊急63例、心筋梗塞42例)施行しました。今後も地域の基幹病院として、多くの緊急症例に対応できるようにしていきたいと考えます。
7月からは、カテーテルアブレーションが開始となりました。これによって、特に年々増加傾向にある心房細動の患者さんに対する治療の幅が拡がりました。本年は33例(心房細動20例、心房粗動4例、上室性不整脈7例、その他2例)にアブレーション治療を施行しました。近隣医療施設からの紹介数も増加しており、治療適応となる患者数は今後も増加するものと考えています。
高齢化社会の到来により、特に心不全患者が増加しています。本年は心不全入院が266例を数えました。心不全の原因は多岐に渡り、いくつかの病態が複合的に関与しているのが特徴です。
基本となる薬物療法に関しては、トルバプタン(サムスカ)導入入院を開始しました。クリニカルパスを用いることで、より安全にトルバプタン導入が可能になりました。
弁膜症も心不全の大きな要素です。特に高齢者の弁膜症については、従来の治療法では侵襲が大きく、治療適応になることは少なかった。昨今の医療技術の進歩で、これら弁膜症に対してもカテーテルで治療可能になってきました。当院では、帝京大学医学部附属病院・循環器内科と綿密な連携を図り、転院の上、大動脈弁狭窄症に対するTAVI(経皮的大動脈弁置換術)や僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClip(経皮的僧帽弁形成術)などの先進医療を施行するという連携が確立し、既に複数の患者さんが治療を受けています。当院の患者さんでも、条件が合致すれば高度先進医療を受けることができる体制になったことは大きな進歩と考えています。
心臓外科治療を要する患者さんについては、従来通り、近隣の施設(上尾中央総合病院や新久喜総合病院、埼玉県立循環器呼吸器センターなど)に搬送を依頼する体制を継続しています。それに加え、帝京大学医学部附属病院・心臓血管外科への紹介ルートが確立しました。帝京大学では重症疾患への対応が可能で、患者さんに負担の少ない手術(小切開による弁形成術やダヴィンチ使用による低侵襲手術など)も積極的に取り組んでおり、条件が合致する患者さんには福音となっています。
当科の特徴は、コメディカルスタッフとのチーム医療にあります。毎朝、医師と病棟看護師とで回診を行い、患者さんの状態の把握に努めています。また、多職種カンファランス(医師・看護師・病棟薬剤師・管理栄養士・理学療法士・医療ソーシャルワーカー)も定期的に開催し、中長期的な視野も見据えた方針決定を行っています。また、カテーテル室においては、カテ担当看護師・臨床工学士・放射線技師が複数で医師をサポートする体制ができており、引き続き、きめ細やかな医療を提供していきたいと考えています。
循環器内科部長 興野寛幸
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
入院患者数 | 84 | 88 | 79 | 91 | 94 | 65 | 70 | 68 | 62 | 67 | 83 | 85 | 936 |
在院患者数 | 1,171 | 1,149 | 1,012 | 1,016 | 1,088 | 1,017 | 869 | 961 | 849 | 728 | 1,001 | 979 | 11,840 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
経皮的冠動脈ステント留置術 | 9 | 12 | 10 | 22 | 17 | 13 | 13 | 15 | 21 | 28 | 21 | 23 | 204 |
経皮的冠動脈形成術 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 3 | 2 | 4 | 1 | 2 | 1 | 21 |
経皮的冠動脈粥腫切除術 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
下大静脈フィルター除去術 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
下大静脈フィルター留置 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
大動脈バルーンパンピング法(初日) | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | 1 | 2 | 3 | 3 | 15 |
経皮的心肺補助法 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
体外ペースメーキング術 | 1 | 1 | 1 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 11 |
四肢の血管拡張術/四肢の血栓除去術 | 3 | 1 | 2 | 1 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 2 | 3 | 21 |
経皮的カテーテル心筋焼灼術 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 5 | 7 | 6 | 6 | 33 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
心臓カテーテル法(右心カテーテル) | 1 | 1 | 2 | 5 | 5 | 1 | 5 | 3 | 7 | 4 | 2 | 2 | 38 |
心臓カテーテル法(左心カテーテル) | 23 | 30 | 21 | 35 | 34 | 16 | 18 | 12 | 17 | 10 | 22 | 17 | 255 |
動脈造影カテーテル法(分枝血管の選択的撮影) | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
MDC6 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 統計 | 平均在院日数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
050050 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 24 | 24 | 20 | 29 | 31 | 20 | 23 | 15 | 28 | 26 | 25 | 28 | 293 | 5.8 |
050130 | 心不全 | 26 | 27 | 21 | 26 | 17 | 19 | 18 | 14 | 20 | 14 | 22 | 42 | 266 | 20.3 |
050030 | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 | 6 | 4 | 7 | 7 | 2 | 6 | 6 | 4 | 1 | 6 | 8 | 10 | 67 | 15.5 |
050070 | 頻脈性不整脈 | 1 | 2 | 0 | 3 | 0 | 3 | 8 | 7 | 7 | 9 | 7 | 7 | 54 | 5.8 |
040080 | 肺炎等 | 6 | 6 | 3 | 2 | 6 | 6 | 5 | 2 | 3 | 3 | 0 | 6 | 48 | 16.2 |
050210 | 徐脈性不整脈 | 0 | 3 | 0 | 9 | 7 | 6 | 3 | 0 | 3 | 3 | 4 | 2 | 40 | 13.9 |
050170 | 閉塞性動脈疾患 | 3 | 3 | 3 | 3 | 7 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | 3 | 2 | 29 | 9.4 |
100380 | 体液量減少症 | 0 | 1 | 2 | 3 | 1 | 0 | 2 | 1 | 2 | 1 | 0 | 1 | 14 | 20.7 |
050080 | 弁膜症(連合弁膜症を含む。) | 1 | 4 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 1 | 13 | 8.3 |
050161 | 解離性大動脈瘤 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 3 | 12 | 11.7 |
110280 | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 | 1 | 1 | 3 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 10 | 28.3 |
040081 | 誤嚥性肺炎 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 24.6 |
050180 | 静脈・リンパ管疾患 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 8 | 15.3 |
050190 | 肺塞栓症 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 8 | 22.7 |
040090 | 急性気管支炎、急性細気管支炎下気道感染症(その他) | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 12.8 |
興野寛幸
(きょうのひろゆき)
●卒年・卒大
平成11年 信州大学卒
●ライセンス
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医・代議員
浅大腿動脈ステントグラフト施行医
日本内科学会総合内科専門医
猪俣純一郎
(いのまたじゅんいちろう)
●卒年・卒大
平成14年 金沢大学卒
●ライセンス
日本内科学会認定医
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
日本禁煙学会禁煙認定指導医
生天目安英
(なまためやすひで)
●卒年・卒大
平成6年 東京医科大学卒
●ライセンス
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
植込型除細動器/ページングによる心不全治療研修修了
日本不整脈学会認定心電図検定1級
那須 学
(なすまなぶ)
●卒年・卒大
平成10年 山口大学卒
●ライセンス
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本医師会認定産業医
上部一彦
(うわべかずひこ)
●卒年・卒大
昭和63年 弘前大学卒
●ライセンス
日本循環器学会専門医
日本外科学会専門医
日本胸部外科学会認定医
日本胸部外科学会指導医
三学会構成心臓血管外科修練指導者・専門医
日本人工臓器学会植込型補助人工心臓実施医
●経歴・備考
東京女子医大東医療センター心臓血管外科部長・准教授
宮内忠雅
(みやうちただまさ)
●専門・得意分野
心臓血管外科・循環器内科
●卒年・卒大
平成7年 岐阜大学卒
●ライセンス
三学会構成心臓血管外科修練指導者・専門医
日本心臓血管外科学会専門医
日本外科学会専門医
腹部ステントグラフト実施医
青木功雄
(あおきいさお)
●専門・得意分野
循環器内科
●卒年・卒大
平成3年 東京慈恵会医科大学卒
伊藤真輝
(いとうまさき)
●卒年・卒大
平成22年 群馬大学卒