病院の取り組み

病院の取り組み

埼玉県急性期脳卒中治療ネットワーク基幹病院

埼玉県急性期脳卒中治療ネットワーク基幹病院

埼玉県急性期脳卒中治療ネットワーク基幹病院とは?

Saitama Stroke Network(SSN)は、消防機関が急性期脳卒中治療(t-PA治療又は血栓回収療法)の適応があると観察した傷病者を迅速・円滑に受入れるための医療機関と消防機関が連携する仕組みです。急性期脳卒中治療が可能な医療機関が基幹病院として指定されています。

埼玉県急性期脳卒中治療ネットワーク基幹病院機能・要件

  1. 参加医療機関を「基幹病院」と「連携病院」に区分する。
    基幹病院:血栓回収療法を常時または随時実施可能な医療基幹
    連携病院:血栓回収療法は行えず、t-PA療法は常時または随時実施可能
    連携病院は基幹病院と転送のための連携協定を締結する
  2. 基幹病院へ搬送する場合は、発症から概ね7時間までに当該病院へ到着可能なこと。
    連携病院へ搬送する場合は、発症から概ね3時間半までに当該病院へ到着可能なこと。
  3. 急性期脳卒中治療の適用がある場合は、原則として直近の参加医療機関(基幹病院および連携病院)に搬送し、基幹病院が優先する。
  4. 救急医療情報システムの応需入力をリアルタイムで行う。
  5. ネットワーク専用のホットライン(救急車専用電話)を導入し、消防機関からの受入要請に応じる。
  6. 県が推奨する画像共有ツール(MCS)を活用し、院内または他院の医療従事者と情報交換することができる。

当院は、2018年に連携病院として参加し、2021年11月に基幹病院としての指定を受けました。医師の体制はもちろん、血管撮影装置や手術用顕微鏡、ハードの強化やソフトの更新を行い超急性期脳卒中に対するt-PA治療・脳血栓回収術を積極的に行っています。