がん診療指定病院とは、全国どこでも、格差のない「質の高いがん医療」を提供することができるよう、地域の実情に応じて、国が指定するがん診療連携拠点病院の機能を代替し、県民に高度ながん医療を提供する病院として県が指定する病院です。次に挙げるさまざまな要件を満たした病院から、県知事が指定します。
埼玉県がん診療指定病院の指定要件として、次のような体制整備が求められています。
このほか、専門的な知識・技能を有する医師その他のスタッフの配置、施設設備、研修の実施や情報の収集提供体制などが定められています。
当院は埼玉県北部のがん診療指定病院として、地域の医療機関から紹介されたがん患者の受け入れを積極的に行っています。
外来診療や病理診断・画像診断などの依頼を含めると、年間3,000例を超える多数の患者さんの診療を行っています。疑い症例を省いた入院治療だけに限っても、年間300例を超える患者さんの診療を行っています。
入院治療の症例は、わが国に多いがん(肺がん・胃がん・肝がん・大腸がん・乳がん)はもちろんのこと、食道・すい臓・胆のうなど消化器系がんなどが多くなっています。また、腎臓・尿管・前立腺など泌尿器系がんも、県内トップレベルの治療実績を有しています。
※当院では放射線治療設備がないため、放射線治療が必要な症例に対しては近隣の医療機関との速やかな連携にて対応します。
※当院で緩和ケア外来を希望される方は、がん相談支援センターにご相談ください。