2015年1月から病理検査室が稼働し、病理組織標本の作製と病理診断を実施しています。
2025年次の病理組織検査受付検体数は、2485件でした。病理組織検査の内、術中迅速診断は21件でした。一方、細胞診の受付検体数は、1544件で、全例外部に委託しました。また、各種の遺伝子診断は当科で標本を作製し、外部に委託しました。近年、悪性腫瘍症例についての遺伝子異常の検索の依頼件数が増加しており、ゲノム診療用病理組織検体取り扱い規定に基づいて検索を施行しています。
病理診断は常勤医師1名と非常勤医師2名とで診断にあたっており、いずれも日本病理学会病理専門医です。生検検体の多くは複数の病理医によるダブルチェックでの病理診断がされ、精度向上に努めています。病理検査業務は、検査科の臨床検査技師が担当し、計4名で業務にあたりました。2020年3月から病理診断システムが導入され、病理検査の受付から報告のすべての過程がバーコード管理になり、より正確で安全な検査システムが確立されました。また、病理オーダや報告書、検体の写真も電子カルテでの入力や閲覧が可能になりました。2025年からは呼吸器外科の肺切除の検体の受け入れを開始しました。
院内カンファレンスについては、消化器内科、外科との合同カンファレンス(週1回)に参加し、手術検体などの標本を供覧し、臨床と病理のフィードバックに寄与しています。その他の業務として、臨床各科の学会、研究会発表の資料となる病理検体の肉眼写真や顕微鏡写真を提供しました。
病理診断科部長 福島純一
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 検体数 | 179 | 175 | 200 | 211 | 199 | 227 | 207 | 218 | 233 | 219 | 183 | 234 | 2,485 |
| 内)術中迅速診断 | 0 | 1 | 0 | 4 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 6 | 1 | 2 | 21 |
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 検体数 | 131 | 101 | 123 | 138 | 136 | 119 | 130 | 127 | 144 | 140 | 106 | 149 | 1,544 |
福島純一
(ふくしまじゅんいち)
●卒年・卒大
平成3年 浜松医科大学卒
●ライセンス
日本病理学会認定病理専門医
岡本純佳
(おかもとすみか)
●卒年・卒大
平成7年 産業医科大学卒
●ライセンス
日本病理学会認定病理専門医
山口 浩
(やまぐちひろし)
●卒年・卒大
平成9年 九州大学
●ライセンス
日本病理学会認定病理専門医
日本病理学会認定研修指導医
日本臨床細胞学会認定細胞診専門医
死体解剖資格
日本病理学会(評議員)
日本膵臓学会(嚢胞性膵腫瘍委員会委員)