診療科のご案内

診療案内

以下のような症状の方は、お気軽にご相談ください。

・季節の変わり目など、長期間咳が止まらない
・息をするときにヒューヒュー、ゼーゼーする
・階段昇降、ウォーキングなど軽い運動で息切れがする
・痰に血が混ざることがある。
・黄色や緑色の痰がでる。
・咳が強く、夜中に咳で目覚めてしまう
・タバコを吸わないのに痰が出る
・高熱がなかなか下がらない

■外来診察室

行田クリニック

■病棟

南棟4F

■診療受付時間 ※医師により異なります

[午前]8:00~12:30(土曜〜12:00)
[午後]14:30~17:00

■休診のお知らせ(行田クリニック)

19日(木) 竹内医師

行田クリニック

診察室
午前 津田
1F7診
松田
1F7診
津田
1F7診
宮田
1F6診
呼吸器外科
津田
1F7診
午前 二反田
1F6診
10:00〜
宮田
1F6診
呼吸器外科
午後 二反田
1F6診
松田
1F7診
竹内
1F6診
午後

概要

呼吸器内科医長 津田泰成

常勤医師1名、非常勤医師3名体制で診療を続けています。

十分とは言えねい体制ではありますが、患者さんやご家族には納得いただける治療や説明を心がけ、引き続き地域医療に携わっていきたいと考えております。

 

 

◾️新型コロナウイルス感染症

2020年3月に初めてコロナウイルス感染症患者を確認してから6年弱が経過しましたが、コロナウイルス感染症の患者さんの入院は季節に関係なく継続しています。入院に際しては陰圧個室を利用して内服治療や点滴治療を行っています。また、看護師やリハビリセラピストも多くの経験を元に適切な院内感染対策を行い、安心して入院生活を送っていただけるように努めています。

 

◾️呼吸器感染症

原因は多岐に渡り、症状の進行も様々です。高齢者や基礎疾患を有する患者さんは、呼吸器感染症に罹患すると重症化して生命の危険に曝されることがあります。当院では、肺炎球菌や黄色ブドウ球菌、緑膿菌、ウイルス感染、マイコプラズマ、レジオネラ、肺結核、非定型抗酸菌症、真菌など様々な病原体に対して検査と外来治療・入院治療を行っています。排菌陽性肺結核は、結核指定医療機関へ紹介し、排菌陰性確認後は当院でも投薬治療や経過観察を実施しています。呼吸器感染症は、同じ病原体が原因となっていても重症度が異なる場合が多く、また急性疾患でもあり迅速な対応が求められます。開業医を受診され、胸部レントゲンや血液検査で肺炎を指摘され、入院治療が必要な際は対応しています。

 

◾️慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:COPD)

世界の死亡原因の第3位となっており、治療せずに放置しておくと気づかないうちに症状が進行することが知られています。喫煙歴や受動喫煙、職業歴など有害な物質を長期間吸入されており歩行時の息切れ、咳嗽、朝からの喀痰喀出などの症状がある方は受診をお勧めします。当院では画像検査、呼吸機能検査を施行し重症度を含めた診断と治療を行っています。また、呼吸不全を有する患者さんには在宅酸素療法の導入、呼吸リハビリの方法、栄養管理方法なども説明します。COPDは感冒など細菌感染を契機に呼吸困難や喘鳴など自覚症状が急速に悪化することもあり、その際には入院して適切な治療を行います。

 

◾️気管支喘息

遺伝的要素、アレルギー、刺激性ガスや粉塵吸入による起動の過剰刺激、薬剤、運動、心因性など原因は多岐に渡ります。発症年齢は幼児期と40〜60歳代の2つにピークがあり幅広い年齢層に発症します。また、小児喘息の多くは思春期の頃に改善しますが、そのうちの約30%は成人喘息へ移行するといわれています。気管支喘息の確定診断は非常に困難な場合がありますが、当院では、呼吸機能検査、呼気NO検査、モストグラフを施行し、気管支喘息と診断した患者さんには、吸入ステロイド薬や吸入長時間作用型β2刺激薬、抗ロイコトリエン薬、吸入長時間作用型コリン薬などを用いて治療を行っています。気管支喘息発作で入院加療が必要な場合には、全身ステロイド投与、ネブライザー、呼吸管理などを行っています。

 

◾️間質性肺炎

医療関係者の間では非常にポピュラーな疾患ではありますが、世間一般的にはあまり知られていないのが実情です。まずは疾患概念や特徴、とくに誘因なく呼吸困難が急速に増悪する可能性があること、治療方法など患者さん、ご家族に間質性肺炎を知っていただくことが非常に重要であると考えています。原因不明の特発性、リウマチなどの膠原病関連、薬剤性、喫煙、吸入物など原因が明らかなものもあります。特発性間質性肺炎は、難治性で慢性進行することが多く、2種類の抗線維化薬を適切に使用することで進行を抑制し、急性増悪の頻度を低下させる可能性があります。抗線維化薬は、副作用がなければ毎日内服しなければなりません。高額な薬剤もありますが、指定難病医療費補助制度や高額医療費制度を用いて自己負担額を抑え、治療に専念していただけるように対応しています。急性増悪を引き起こすと予後は非常に厳しいものとなります。当院では、ステロイド点滴治療、人工呼吸管理、抗炎症薬などを用いて、急性増悪からの回復に最大限対応しています。

 

◾️原発性肺癌

肺癌の罹患率は年々増加しており、年齢が上がるほど罹患率も高くなり、60歳以降になると急激に増加します。罹患数の増加に伴い、死亡率も上昇し、1998年から肺癌による死亡率は、全ての癌の中で1位となっています。治療の進歩により肺癌の5年生存率は1993〜1996年に診断された患者では平均22.5%であったのに対し、2009〜2011年では平均34.9%まで上昇しています。肺癌は診断が確定した時点の進行度によってI期(早期)からIV期(末期)に分けられますが、IV期の5年生存率は非常に低いため、早期発見・早期治療が最も大切です。健康診断やかかりつけ医で撮影された胸部レントゲンで肺癌を疑う陰影を指摘された際は、早期に医療機関を受診して胸部CT検査をお勧めします。その後、喀痰細胞や気管支鏡検査で直接病変を採取し診断確定を行います。主な治療は、手術、抗がん剤治療、放射線治療になりますが当院では気管支鏡検査や各種治療が行えないため、近隣のがん専門病院をご紹介し、治療終了後の経過観察や終末期における緩和治療を行っています。

 

◾️その他の呼吸器疾患

上記疾患以外にも、自然気胸、続発性気胸、膿胸、胸水貯留、睡眠時無呼吸症候群などの精査加療を行っています。内科的治療が困難な症例に「おいては、埼玉県立循環器呼吸器病センター、埼玉医科大学病院、東京逓信病院など呼吸器外科を有する病院へご紹介し、外科的治療終了後には経過観察を行っています。

 

◾️リハビリテーション

高齢者は入院がきっかけで筋力低下、嚥下機能低下、認知機能低下、日常生活動作低下、精神的落ち込みなど、様々な不具合を新たに起こすことがあります。このような状態を廃用症候群といいます。入院後の廃用症候群を予防する観点から、入院早期から理学療法士・作業療法士による身体機能維持のためのリハビリを実施しています。また言語聴覚士による嚥下機能評価や摂食訓練を実施し、適切な栄養摂取法を選択しています。リハビリは必要不可欠であり、患者さん本人の積極的な取り組み方が重要であり、リハビリセラピストが目標を設定し、期待できる変化などを説明し、無理せずできるようにサポートしています。

 

 

呼吸器内科医長 津田泰成

診療実績・症例

入院患者数(2025年)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
入院患者数 43 31 37 48 54 40 46 38 52 38 39 44 510
在院患者数 549 336 459 528 619 543 524 568 627 555 468 598 6,374

睡眠時無呼吸症候群検査件数(2025年)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
簡易検査 3 7 2 9 13 17 17 9 13 21 16 14 141
精密検査 9 5 5 7 10 13 10 8 11 8 6 10 102
12 12 7 16 23 30 27 17 24 29 22 24 243

主な診断群分類別患者数・平均在院日数(2025年)

MDC6   1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 統計 平均在院日数
040080 肺炎等 14 3 8 10 8 17 16 10 19 20 14 16 155 15.1
040110 間質性肺炎 5 5 5 5 3 3 3 1 2 2 8 4 46 20.8
040190 胸水、胸膜の疾患(その他) 3 4 4 0 5 2 3 3 2 5 3 2 36 7.4
030250 睡眠時無呼吸 8 5 6 1 7 2 2 1 0 0 0 0 32 2.0
040081 誤嚥性肺炎 2 1 0 2 2 5 4 2 4 3 3 2 30 21.4
040100 喘息 4 0 3 0 3 3 1 1 1 1 0 3 20 11.35
040040 肺の悪性腫瘍 2 0 1 0 1 4 1 0 3 2 2 3 19 16.578
040150 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 1 1 2 2 3 2 1 1 3 0 0 0 16 19.1
040200 気胸 1 0 4 1 2 0 2 0 2 1 1 1 15 15.2
180030 その他の感染症 1 1 0 2 0 0 0 0 2 1 0 2 9 14.3
160400 胸郭・横隔膜損傷 0 0 0 0 0 2 0 0 1 2 0 3 8 12.5
040170 抗酸菌関連疾患(肺結核以外) 0 0 0 2 1 0 1 2 1 0 0 1 8 13.9
110310 腎臓又は尿路の感染症 0 0 0 1 4 1 0 0 0 0 0 1 7 12.4
050130 心不全 0 0 1 2 1 0 0 1 0 0 0 1 6 16.3

スタッフ紹介

  • 津田泰成
    呼吸器内科副部長

    津田泰成
    (つだやすなり)

    ●卒年・卒大
    平成11年 杏林大学卒

    ●ライセンス
    日本内科学会認定医
    日本呼吸器学会認定呼吸器専門医

  • 宮田剛彰
    呼吸器外科

    宮田剛彰
    (みやたたけあき)

    ●卒年・卒大
    平成21年 産業医科大学卒

    ●ライセンス
    日本外科学会認定外科専門医
    日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科専門医
    日本救急医学会Immediate Cardiac Life Supportコースディレクター
    産業医

  • 竹内広史
    非常勤

    竹内広史
    (たけうちひろし)

    ●卒年・卒大
    平成10年 秋田大学卒

    ●ライセンス
    日本内科学会認定総合内科専門医
    日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
    日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専門医
    ICD制度協議会感染制御医師
    身体障害者福祉法(呼吸器)指定医師
    日本内科学会認定医

  • 二反田博之
    非常勤

    二反田博之
    (にたんだひろゆき)

    ●卒年・卒大
    平成6年 東北大学卒

    ●ライセンス
    日本外科学会認定外科専門医
    日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専門医
    呼吸器外科専門医合同委員会認定呼吸器外科専門医

  • 松田正典
    非常勤

    松田正典
    (まつだまさのり)

    ●専門・得意分野
    一般内科・呼吸器内科・腫瘍内科

    ●卒年・卒大
    平成5年 昭和大学卒

    ●ライセンス
    日本内科学会認定総合内科専門医
    日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医・指導医